栄養部
栄養部の主な役割
栄養部の業務は大きく分けて「給食管理業務」と「栄養管理業務」に分類されています。
給食管理業務について
赤穂市民病院栄養部では、入院中の食事を治療の一環として考えています。適正な衛生管理のもと、よりよい食事を提供することにより、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できるように日々努めています。
食事の提供時間は朝食午前7時30分、昼食正午、夕食午後6時となっています。また、保温・保冷配膳車を使用し、衛生管理を図るとともに、冷たい料理は冷たく、温かい料理は温かく、適した温度で食事を召し上がっていただけるようにしています。
配膳車
●個別対応
身体状況によりおにぎり、串刺し、刻み、嚥下食など形態別の対応と、食欲不振の患者様には訪問してできる範囲で希望をお聞きしています。その中でもハート食というのは、あらかじめ用意した主食・主菜・副菜・デザート・飲み物の合計44種類のメニューから、患者様の食べたいものを選んでいただき提供するメニューとなっています。
●誕生日カード、メッセージカード
入院中の患者様に、季節を感じていただくために季節のメッセージカードを、誕生日の患者様にはお誕生日カードを食事のお盆に置かせていただいています。
メッセージカード
栄養管理業務について
当院では、入院・外来患者様とそのご家族を対象に、糖尿病・腎臓病をはじめ様々な慢性疾患を中心に個人指導・集団指導を行っています。
これらの栄養指導は医師の指示に基づき、患者様の病態に合わせた食事療法や食生活改善が実施・継続していただけるよう、日々の生活状況や食生活を考慮した実現可能なプラン作成を行っています。
【入院】
●入院栄養指導
患者様の生活背景や食習慣を考慮しながら実行できることを一緒に考え提案させていただきます。糖尿病や腎臓病の方の教育入院も行っています。
入院栄養指導
栄養指導室では実際に調理のポイントなどを見ながら説明させていただきます。
栄養指導室での栄養指導
●チーム医療
NSTは平成13年4月より開始しています。栄養管理は医療の基本と考え、医師・歯科医師・管理栄養士・薬剤師・看護師・検査技師・言語療法士・理学療法士などの他職種があつまり回診や勉強会を定期的に行っています。
糖尿病療養チームは、糖尿病とともに生活をする方やその家族の方が、適切な治療を生活の中にうまく取り入れられるよう、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・検査技師といったあらゆる職種のスタッフが患者様を中心としたチームを組み、支援をしています。
糖尿病療養チームでは1年に4回一般の方も参加できる健康サポート教室を実施しています。レシピや普段の気になる事を参加された方とお話ししながら皆さんで学んでいただいています。
健康サポート教室
他にも、チーム医療として、心不全チーム会、認知症ケアチーム、化学療法委員会等にチームの一員として参加しています。
【外来】
●外来栄養指導
場所:本館2階相談室または新棟4階栄養指導室
9時~17時まで治療食の相談を行っています。
また、2020年7月より外来化学療法を行っている患者様の指導を
化学療法室で行っています。
相談には、医師の栄養指導依頼が必要で予約制になっています。
糖尿病・腎臓病・肝臓病・循環器疾患・消化器疾患・嚥下食など栄養相談を希望される方
は主治医にお申し出ください。
●健康サポート外来
糖尿病透析予防や糖尿病患者様の指導をさせていただいています。
スタッフ構成
メンバー:管理栄養士7名 事務職員1名
取得資格
管理栄養士 | 7名 |
うち、
日本糖尿病療養指導士認定機構 糖尿病療養指導士 | 2名 |
日本病態栄養学会 病態栄養認定管理栄養士 | 1名 |
日本臨床栄養代謝学会 NST専門療法士 | 1名 |
公益財団法人日本栄養士会 在宅訪問管理栄養士 | 1名 |