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総合診療専門研修専攻医および家庭医療専攻医募集案内(平成30年度生について)

 

◆総合診療科

Ⅰ.赤穂市民病院総合診療科とは
(1)成り立ち
    
当院では家庭医療後期研修を従来の内科で運営してきました。平成29年4月よりそのスタッフおよび専攻医によって総合診療科として看板をかかげ、入院・外来・在宅医療と高齢者入所施設管理を行っていくこととなりました。

(2)提供できる医療
   
様々な診療セッティングで活躍できる医師で構成されます。家庭医療・総合診療の柱として、外来・入院・在宅・施設入所者の医学的管理を万遍なく行っていきます。また単に医学管理を行うだけでなく、個人の健康増進や予防医学、地域全体の健康レベルの向上に取り組み、チーム医療のリーダーとして、よりよいケアを提供することを目指します。

(3)赤穂で必要とされる医療
 
これからの日本でさらに需要増大する「高齢者を地域で包括的にケア」することに重点をおきます。また内科にとどまらず、この地域で不足する小児・産婦人科医療や、人員不足の科(整形外科・脳神経外科など)を同時に支え、ニーズに合わせて補完していきます。

Ⅱ.スタッフ紹介
 ・一瀬 直日
 ・八藤 英典
 ・久保川 修(消化器内科と兼任)
 ・立花 祐毅

Ⅲ.専攻医紹介 
 ・大沢 彰
 ・松田 宗也
 ・野田 万理
 ・原田 純
 ・山本 敬祐
 ・溝江 篤

Ⅳ.研修の特徴
(1)産婦人科に強い家庭医を養成
 
カリキュラムの整備された産婦人科研修を受けられることで知名度の高い研修コースです。研修中にALSO,NCPRなど受講し到達度を確認できます。研修後も妊産婦外来を産婦人科専門医と協働で継続しています。(産婦人科は必修コースではないのですが、多くの専攻医が選択しています)

(2)高齢者のケアの得意な家庭医を養成
 
多疾患をかかえたり、複雑な介護環境下にある高齢者が、少しでも幸せに暮らせるような方法を多面的評価しながらチームで考えていきます。

(3)臨床研究のできる家庭医を養成
 
専攻医には年間通して臨床研究に必要なレクチャーを提供し、臨床上の疑問から生まれた研究課題を実践してもらっています。指導スタッフにも臨床研究の学習に専念できる時間を業務時間内に設けています。

(4)将来の指導医になるための能力をつけられる研修
 
年間カリキュラムの中で、指導医に必要な能力を育成するためのレクチャーやワークショップ(FacultyDevelopment)を行っています。 

赤穂市民病院 家庭医療後期研修プログラムVer.2

Ⅰ.内容紹介

(1) 赤穂市民病院を中心とした運営
西播磨(兵庫県)~東備(岡山県)圏域(人口30万人)を網羅した救急医療から在宅医療まで行う赤穂市民病院を中心として、家庭医養成のため必要な研修を提供します。
総合病院ならではの特色を生かした柔軟性のあるカリキュラムから成る家庭医療研修を受けることができます。
(2) 家庭医療専門医による指導
北海道家庭医療学センターで学び、家庭医育成のノウハウを学んできた指導医と共に学びます。
平成28年度からは神戸大学総合診療部で研修を積んだ久保川医師が指導医に加わりました。平成29年度からは北海道家庭医療学センターで学び、スタッフとして貢献してきた八藤医師が指導医として加わりました。
指導医:一瀬 直日(日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医)
    久保川 修(日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医)
    八藤 英典(日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医)
(3) 診療所で、病院で、施設で、地域で、活躍できる多面的能力にたけた家庭医を育成
・家庭医療・総合診療の柱として、外来・入院・在宅・施設入所者の医学的管理を万遍なく行います。
・これからの日本でさらに需要増大する「高齢者を地域で包括的にケア」する能力を育成。このため内科にとどまらず、小児・産婦人科医療を同時に支えていく。また人員不足の科(整形外科・脳神経外科など)をニーズに合わせて補完できるようにする。
(4) 家庭医仲間と共に学びあう研修を実施
自施設内だけではなく、他施設の研修医と合同した学習会を行います。
  5月:XK(クロスケー)プロジェクト 春の合宿 ポートフォリオ道場
 10月:兵庫家庭医カンファレンス
 11月:日本プライマリ・ケア学会近畿地方会
  3月:近畿ポートフォリオ発表会
(5) 初期研修と連動した学習環境
平成16年より初期研修医を受け入れてきた実績あり。
院内(病棟・外来・医局)の無線LAN完備、Uptodate・医学中央雑誌の自由閲覧(病院購読型)の他、NEJM等の有名雑誌の自由閲覧ができます。
研修医勉強会、英語勉強会、各種研修会あり生涯学習を推進しています。
各科専門医がそろい、常に新しい知識を仕入れることができる環境です。
各科・各職種の垣根を越えたチーム医療を実践し、院内ラウンドを定期実施中。
(6) 住みやすさに定評のある生活環境
瀬戸内地方の穏やかな気候、豊かな自然環境、美味しい食材が豊富!
鉄道・高速道路・新幹線へのアクセスの良さなど、住みやすさから大阪方面より移住してくる人々も多い地域です。
病院併設託児所、院内病児保育制度あり、子育て中の方でも安心。賃貸住宅利用の場合は住宅手当あり。

 

Ⅱ.プログラム概要

概要
A. プログラムを展開する場や医療施設の地域背景や特長

兵庫県西播磨医療圏の基幹病院として家庭医療と各種専門科を提供している赤穂市民病院を軸とする。最も近い救命救急センターまで40km離れているため、1次医療と2次医療を提供するだけでなく、実質的に3次医療を提供する総合病院である。ここでは必修科目として総合診療研修Ⅱ、内科、小児科を学ぶ。総合診療研修Ⅰは赤穂市民病院から数百メートルの町中に位置する松本クリニックで、外来・訪問診療を学ぶ他、地域包括ケアや認知症カフェの運営にも携わる。必修科目の救急医療は西播磨医療圏の受け皿である製鉄記念広畑病院(姫路市)、または兵庫県災害医療センター(神戸市)にて学ぶ。

B. プログラムの理念、全体的な研修目標

診療所でも、病院でも、施設でも、地域でも、どこでも活躍できる多面的能力にたけた家庭医を育成する。
外来・在宅患者の入院治療を、家庭医を核として治療を実践する。
これからの日本でさらに需要増大する「高齢者を地域で包括的にケア」する能力を育成する。
地方都市で不足しているウィメンズヘルスを産婦人科と協力のもと提供できる家庭医を育成する。

C. 各ローテーション先で学べる内容や特色

総合診療研修Ⅰ:小児から高齢者までの外来診療、ターミナルケアを含む訪問診療、認知症カフェの運営を含む地域包括ケア活動、学校医活動
総合診療研修Ⅱ:成人の外来診療と入院医療、難病患者の訪問診療、ウィメンズヘルス外来、介護施設の医療管理、禁煙外来
内科:糖尿病・腎臓病・循環器科疾患・消化器科疾患・呼吸器科疾患・神経疾患・膠原病・血液内科疾患等の専門研修
小児科:小児全般の外来診療および入院医療
救急医療:主に3次救急医療
赤穂市民病院で選択できる専門研修:産婦人科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻咽喉科
呼吸器科(選択):たつの市民病院における外来診療および入院医療
精神科(選択):赤穂仁泉病院における外来診療および入院医療 

その他 

総合診療研修Ⅱを運営する部署は、内科から独立して新設する総合診療科(平成29年度4月開始予定)となる。
当プログラムでは4年間のプログラムで研修を修了し5年目に専門医試験を受験することになる。これは西播磨医療圏域での産婦人科医療体制と小児科医療の脆弱化に伴い産婦人科・小児科と協働を実現させた家庭医療後期研修プログラムVer.1の研修内容を引き継ぐことを推奨しているためである。「その他」の研修期間中に4ヶ月間の産婦人科トレーニングを積み、その後も週0.5日ずつの妊産婦健診外来と乳幼児健診外来を継続することで、産婦人科と小児科に関わる領域において高い能力を育成することができる。
さらに、長い選択研修期間中に内視鏡検査トレーニングや外科系のトレーニングを赤穂市民病院で受けることができる。

 

注:2017年度生からは「家庭医療専門医」取得するためのカリキュラムは(Ver.2)へ変更し4年間のプログラムとなりました。は2016年度生まではVer.1プログラムにて現在計3名研修中です。

(1) 専攻医の研修評価方法
(ⅰ) 自己評価および他職種による評価:「ポートフォリオ」による自己評価、「フィードバック用紙」を用いた自己評価と指導医との形成的評価、学会・研究会発表による評価、論文執筆による評価
(ⅱ) 各ターム終了時における研修到達(アウトカム)の評価
(ⅲ) 全研修期間終了時における総合評価により研修終了認定を行う
(2) プログラムの質の向上・維持の方法
(ⅰ) 専攻医との定期的な形成的評価によりプログラムの改善をはかる
(ⅱ) 他の後期研修施設との定期的な交流や、合同研修発表会に参加

 

平成29年度は専攻医3年目:2名、2年目:1名 1年目:3名が研修中

 平成30年度生につきましては、総合診療専門研修プログラムと合わせて4名程度の募集を行っています。
お問い合わせは一瀬まで。
E-Mail: issenaohi@yahoo.co.jp  

★赤穂市民病院総合診療専門研修プログラムのご案内(施設見学)★

日本専門医機構認定の基幹型プログラムです。

平成30年度生 募集中

(2次募集中です。)

応募方法が、上記の家庭医療後期研修プログラムと異なります。
まず、赤穂市民病院ホームページから病院見学申し込みを御願いします。

赤穂市民病院では、総合診療専門プログラムの申請を希望される方に対して施設見学を実施しておりますので、ご遠慮なくお申し出ください。

1 見学日時
  平日の9時から17時(土、日、祝祭日除く)
  なお、診療の都合等により、見学日時を指定させていただくこともありますので、ご了承ください。

2 お申し込み方法
  以下の事項を明記したうえで、郵送・メール・持参のいずれかの方法により下記連絡先(総務課)まで
  お申し込みください
  見学日時につきましては、後日当院からご連絡させていただきます。
   ①見学希望日(第1希望 第2希望 第3希望)
   ②申し込まれるご本人の氏名、所属、住所、電話、E-Mailアドレス

連絡先
  〒678-0232
   赤穂市中広1090番地
   赤穂市民病院 総務課
   TEL 0791-43-3222
   FAX 0791-43-0351
   E-Mail soumu@amh.ako.hyogo.jp

   申込書のダウンロード(Word)

 

Ⅲ.家庭医を目指す方へのメッセージ

 「家庭医」という単語が日本の中でまだ社会的にも認知されていない時代に、あえて日本で家庭医になるための研修を作り上げながら学んできました。家庭医療との最初の出会いは1998年3月のこと。北海道家庭医療学センターのエクスターンシップに医学部5年生で参加し、葛西龍樹先生の熱いレクチャーを洞爺湖畔のログハウスで受けました。その年の夏、学生実習としてカナダのトロント大学病院心臓血管外科で約1ヶ月過ごしたとき、ほとんどの患者が市内の家庭医から紹介で来院するのを目撃し、実習の終わりに家庭医診療所を訪ねて一日中その診療を見学しました。葛西先生の話していたことや、書物に書いてあったことがまさに目の前で行われており、その衝撃は今でも忘れられません。そして、自分の目指していた医療がここにあったと気づき、日本での家庭医療研修システムが未整備であっても、カナダでできることが日本でできないはずがないと確信したのでした。
 「地域に、社会に、日本に家庭医はどうしても必要な人材である。だから家庭医になり、そして家庭医を増やしていかなければならない。」という信念をもち続け、北海道家庭医療学センターを卒業後、家庭医療と無縁だった赤穂に来たのが平成16年4月のこと。すこしずつ環境整備しながら、赤穂で家庭医を育てるために必要な条件をそろえてきました。
 学習・教育環境の整備や、指導医として持つべき能力については、岡田唯男先生(鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山)から指導医養成研修を受けノウハウを学びました。岡田先生からの講義では「家庭医を増やすためには、家庭医を指導する指導医がいなければならない。指導医は自然に育つものではなく、指導医のノウハウを学んで初めて指導医になることができる。そして指導医を指導する人がいないと指導医は増えない。」という話を最初に教わりました。それゆえ、赤穂では家庭医を目指す先生方には指導医になるための学習を同時に受けていただいています。
 家庭医療研修の中でも力を入れているのがポートフォリオ作成と、その過程における「ふり返り」です。専攻医たちが家庭医として成長していく姿が目に見えてわかる喜びを感じながら研修指導しています。昨年5月には当地で1泊2日のポートフォリオ合宿を開催し、当院専攻医のみならず近畿一円より15名の専攻医が集まりました。近畿の指導医からのレクチャーや添削指導をうけるという全国的にも珍しい試みは大成功に終わり、今年も実施します。
 平成26年度に専攻医第1号として入った立花祐毅先生はあっという間に修了をむかえ、スタッフとなりました。一昨年から当院で取り組む産婦人科と家庭医による病院での協働プログラムにより、赤穂市民病院におけるウィメンズヘルスの充実化に大変活躍していただいています。産婦人科医師に「任せたからな」と言ってもらえるレベルに到達してくれた成果は、今年から日本プライマリ・ケア学会で発表していきます。日本各地でみられる、僻地や離島での産婦人科医療の衰退に家庭医/総合診療医がストップをかけることができる可能性を大いに示してくれました。平成27年度から加わった大沢彰先生と松田宗也先生も驚くほどの成長を見せ、同様に産婦人科への強力な助っ人となっています。平成28年度から加わった野田万理先生も育児休暇のブランクを感じさせない臨床レベルに速やかに到達してくれました。平成29年度から加わる原田純先生、山本敬祐先生、溝江篤先生にはこれから多いに期待しています。
さあ一緒に学びたい方、いざ赤穂に集まれ!

平成29年4月 一瀬直日

研修申し込みなど連絡先

赤穂市民病院
 電話:0791-43-3222(代表) ファックス:0791-43-0351
 プログラム責任者: 一瀬直日(いっせなおひ) 
 Email:issenaohi@yahoo.co.jp

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