赤穂市民病院

トピックス

循環器診療はカテーテルばかりじゃありません!

最新の検査機器を揃えてお待ちしています

 日本は世界有数の高齢化で、脳・心血管病の死亡率はがんをしのいでいます。高血圧、糖尿病や脂質異常の治療は進歩していますが、心筋梗塞は未だ微増しています。豊富な経験と高度な技術を備えた専門医が、若さあふれる専攻医と協働し24時間体制で緊急対応を行っています。

 年齢と共に身近になる「心不全」に対し、当院では国内有数の施設同等に、従来の心臓カテーテルで描出不能の微小血管を検査できる態勢を整えています。

 また、不整脈の検出のため、従来の24時間ホルター心電計に対し、右図のようにコンパクト(全長約10㎝)で、本体のみのパッチ型で入浴も可能な一週間ホルターを導入しました。

 

こんな方におすすめ

  • エコー検査を受けたが、動悸・息切れ、心臓に不安がある方
  • 胸の鼓動(動悸)を感じるが、受診の際にはおさまり、精神的なものと感じている方
  • 夜に呼吸が止まり、朝の血圧が高く胸の鼓動を感じることがある方
  • 家庭での血圧測定で、脈拍数が高い日がある方

 不整脈、特に心房細動は脳卒中のみならず心不全増悪の契機となり健康寿命に関わります。その早期発見は、栄養や口腔機能、筋力、移動能力に関わるリハビリテーションと並び重要です。

 常勤医のうち2名は心臓リハビリテーション指導士資格も有し、慢性心不全認定看護師、心不全療養指導士と共に多職種で市民の皆さんの健康寿命延伸に努めています。