赤穂市民病院

歯科口腔外科

診療予定

※★は女性医師

歯科口腔外科
午前初診高橋高橋田村★田村★
再診田村★高橋高橋
予約制インプラント外来
(予約制)
(※)
村上
1回/月

(※)
顎変形症外来
3回/月
(予約制)
(※)
午後予約制手術
(※)
手術
(※)
手術
(※)
インプラント外来
(予約制)
(※)
手術
(※)
口腔ケア
(※)
顎変形症外来
3回/月
(予約制)
(※)
口腔ケア
(※)

この印(※)がついているところは予約が必要となります。

  • 村上医師・高医師は、初診は受け付けていません。再診の診察日はお問合せください。

診療内容の概要

  • どのような疾患を扱っているのかは「歯科口腔外科診療の実際」をご覧ください。
  • このほか、様々な全身疾患(糖尿病、循環器疾患、肝疾患など)を合併し一般歯科医院で抜歯などの診療が困難な方や当院入院中の患者さんに対して病院歯科として各科と協力して診療に携わっています。
  • さまざまなハンデをお持ちの方に全身麻酔下での集中治療を行っています。ご相談ください。
  • また、口腔ケアの取り組みとして院内のNST、摂食嚥下、PEG委員会に参画し、主に入院患者さん、がん治療に際しての口腔ケア、経口摂取の推進、誤嚥性肺炎の予防活動に積極的に取り組んでいます。

特徴・特色

  • 毎週月曜、水曜午後に埋伏智歯抜歯などを即日対応しています。(歯科医院から地域医療室へご予約ください。)
  • 障害者を対象とした全身麻酔下での集中治療を入院下に行っています。
  • インプラント治療ならびにインプラント外科には専門医(日本顎顔面インプラント学会指導医)が毎週木曜の専門外来を担当しています。
  • 当院は日経病院ランキングでも上位に入る、患者さん中心の安全で快適な病院です。当科の病棟は主に7階となり、千種川を眼下に瀬戸内海の美しい眺めが自慢です。
  • 「より良く治す、より良く癒す」 医療レベルは特定機能病院(大学病院など)と並び、心のこもったケアはそれ以上と自負しています。
  • 顎変形症に対する外科手術を開始しました。

スタッフ紹介

氏名 科長 役職 専門資格
田村 佳代 歯科口腔外科部長
高橋 一広 歯科口腔外科医長

症例数・治療実績

外来延べ患者数 入院延べ患者数 平均在院日数
4,094 778 5.00

医事システム年報より(令和5年度)

疾病上位5位
疾病名 患者数
顎変形症 70
智歯周囲炎(Perico) 24
埋伏歯 22
歯根膜炎(Per) 19
う蝕 6

退院患者諸統計より(令和5年1月~12月)

手術上位5件
手術名 患者数
上顎骨、下顎骨形成術 96
手術的抜歯 86
顎骨プレート除去術 22
全身麻酔下集中歯科治療 18
顎骨腫瘍摘出術 7

退院患者諸統計より(令和5年1月~12月)

歯科口腔外科診療の実際

歯科インプラント(治療には健康保険は適用されません)

顎が痩せてしまったり、交通事故などで失った歯や顎骨に対して、インプラントを利用し歯や顎の再建(元の咬み合わせに回復すること)を行っています。
骨が萎縮していても骨移植をすればインプラント治療を可能にすることもできます。当院ではCT画像解析装置(埋込シミュレーション)にて手術前に顎骨の状態を詳細に把握することが可能です。
地域の歯科医院の先生方から骨移植のみのご依頼なども歯科口腔外科にて承っています。ぜひご利用ください。

障害者の方の全身麻酔下集中治療

さまざまなハンデを持たれて通常の外来での治療が困難な方、あるいは口腔咽頭反射の強い方、高度の歯科治療恐怖症の方を対象に短期入院していただき、手術室で全身麻酔下に集中治療を実施しています。通常は2泊3日の入院で行っていますが、詳細については受診してください。

上下顎骨折

交通事故やスポーツ、様々なアクシデントにより顎の骨が折れることがあります。口の中の出血や咬合不全(咬み合わせがおかしい)に加えて、顎が痛い。口が開かないなどの症状があります。
手術は口の中から行いますので、手術瘢痕は術後ほとんど目立ちません。

下顎骨骨折

埋伏歯や過剰歯などの抜歯

親知らずや過剰歯などの抜歯を専門的に行っています。 患者さんの状態と手術侵襲の程度により、1)外来手術室 2)中央手術室を使いわけ、1)局所麻酔 2)静脈鎮静法の併用、さらに 3)入院下での全身麻酔により対応しています。

歯牙破折及び歯牙脱臼

転倒や交通事故などで歯牙破折及び歯牙脱臼が生じることがあります。幼児や高齢の方に多いです。 外傷時に口の中に出血を認めた場合は必ずこれが生じていないか検査する必要があります

顎変形症

咬合(咬み合わせ)が著しく悪い場合や顔貌・骨格的に問題(受け口や出っ歯)がある方を中心として手術により顔貌と咬合改善をはかります。当科での入院期間は約1週間で、保険の適用となります。また、成人の方を中心に歯列矯正期間を短くするお手伝いも当科で行っています。これは外来のみで局所麻酔による治療もしくは短期入院での治療をご選択いただきます。これらは、ほとんど口の中から手術を行いますので顔に傷は残りません。なお、一般の歯列矯正は当科では扱っていません。

術前

術後

顎関節症

顎の関節は耳の前にあり、口を開けようとすると音が鳴ったり、痛くなったり、口が大きく開けられなかったりし、顎関節症の疑いがあり、専門的な治療が必要です。当科では顎関節外科に対する関節鏡視下手術(内視鏡)の専門医がおり、傷跡を残さない手術が可能です。 まれに難治性の場合は腫瘍や炎症が原因でこうした症状が生じていたりすることもありますので、受診をお勧めします

顎関節鏡

歯性炎症、顎炎、蜂窩織炎

歯が原因(虫歯や親知らず、歯周炎など)で口の中や顔・顎が腫れたり、鼻が詰まったり、ものを飲み込むときに痛みを生じる場合などがあります。切開や点滴が必要であることが多く、入院が必要になる場合もあります。

嚢胞(のうほう)

主に歯が原因で生じるもので、歯の根っこの先や顎骨の中や口唇などの粘膜に袋(嚢胞)ができることがあります。 自覚症状に乏しいのですが気がつくと大きくなっていることがあります。放置すると感染して大きく腫れたり、顎の骨が折れる原因にもなります。

口腔腫瘍

舌や歯肉(はぐき)、頬粘膜などに生じる出来物や潰瘍(かいよう)のことをいいます。 悪性の場合もあるので、確定診断をする必要があります。人間ドックでは口腔がん検診も行っています。 自分で判断するのではなく専門医の診断を受けられることをお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上見られる場合をいいます。 大きないびきが特徴で、睡眠中の呼吸停止によって目が覚め、不十分な睡眠のために昼間の眠気が強いなどの症状があります。 当科では、呼吸器科と連携して口腔内装具(マウスピース)による治療を行っています。いびきに対しては90%以上の方に効果があります。耳鼻科、呼吸器科などの紹介の睡眠時無呼吸症候群の方の治療は保険適用ですが、いびきのみの診断の方の場合は自費扱いとなります。

病院歯科(有病者歯科診療)

心疾患、血液疾患あるいは肝疾患などで出血傾向がある方、抗凝固薬を服用中の方、あるいは糖尿病や高血圧、喘息の既往があり全身管理下での処置が必要な方などの抜歯や治療を行っています。 当院に入院中あるいは通院中の患者さんの治療にも対応しており、その後はかかりつけ医にご紹介させていただきます。 また、かかりつけ医での治療に対する相談(セカンドオピニオン)も承っています。この場合は必ず治療経過報告(診療情報提供書)をご持参ください。

外来手術室