赤穂市民病院

血液内科

診療予定

血液内科
午前田代進藤
(第1・3・5週)
武内
午後田代
(※)
武内
(※)

この印(※)がついているところは予約が必要となります。

診療内容の概要

多くの方にとって血液内科は耳慣れない名前だと思います。我々がお役に立てるのは多くの場合特定の症状や検査異常が出て、かかりつけの先生や院内の他科の先生から紹介ないし相談があったときです。血液は全身を流れているため、血液内科が扱う病気の徴候も多岐にわたります。鉄欠乏やビタミン欠乏による貧血といった良性疾患から白血病や悪性リンパ腫、骨髄腫といった血液がん、さらには原因不明の発熱や消耗性疾患も扱います。現在当院に血液内科の常勤医は不在ですが、3名の非常勤医が常勤医と密接に連携を取りながら診療にあたっています。

特徴・特色

ヒトの血液中には細菌やウイルスをやっつける白血球、全身に酸素を運ぶ赤血球、出血を止める血小板という3種類の血球があります。白血球が減ると感染症にかかりやすくなり、赤血球が減ると貧血(息切れやだるさを生じる)を生じ、血小板が減ると出血しやすくなります。各血球とも減るだけでなく増えることもあり、それぞれどういう原因があるのか検査します。例えば月経や胃潰瘍による貧血にビタミン不足や慢性の病気(関節リウマチなど)に伴う貧血もありますし、たばこを吸うことで逆に多血となることもあります。

 

白血球の中には「リンパ球」と呼ばれる血球があり、細菌やウイルスが体に入り込んでいないか全身をパトロールし、「リンパ節」という「基地」に集まって待機します。しかし炎症や腫瘍でときにリンパ球が異常に増え、リンパ節が腫れることがあります。よってリンパ節が腫れたときも血液内科の出番で、CTや血液検査、リンパ節の検査で診断と治療方針を決めます。原因が分からず熱が続くときなども、診断や治療の糸口を探すにあたって血液内科がよく担当します。                                       

      

上に挙げた徴候以外で紹介されることも多くありますが、どの部位のどのような徴候・症状であれ、適切な診断と治療を決定・提供することを目指します。血液内科を受診するように言われたらできるだけ先入観なく担当医師の話をよく聞いて、分からないことはどんどん質問して下さい。受診される皆さんの不安な気持ちを取り除き、安心して検査や治療を受けられるよう私たちは精一杯努力しています。では怖くない血液内科で、お会いしましょう。

スタッフ紹介

氏名役職
田代 裕介非常勤医師
進藤 岳郎非常勤医師
武内 傑非常勤医師