赤穂市民病院

心不全チーム

チーム概要

近年国内では高齢の心不全患者数が急激に増加し、「心不全パンデミック」という言葉が使われています。パンデミックという言葉は本来感染症や伝染病の感染拡大について使われる言葉ですが、それほど急激に増加している背景があり当院も例外ではありません。心不全は心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん生命を縮める病気であり上手く付き合いながら生活することが必要です。心不全患者さんの治療・生活を支援するために平成29年9月に心不全チームを設立しました。

メンバー

循環器内科医師、看護師(病棟、外来、集中治療室、退院調整部門)、薬剤師、管理栄養士、リハビリテーション療法士、MSW(メディカル・ソーシャルワーカー)、臨床検査技師と多職種で構成されています。心不全の治療で重要な薬物療法・食事療法・運動療法・生活や社会的な支援も含め、各専門職が連携して支援できるように活動しています。

活動内容

月2回のチームカンファレンスを行っています。心不全患者さんが退院後も健康管理を行い、その人らしく生活するためには何が必要か、各専門職の知識と経験を持ち寄り検討しています。またお互いに心不全に対する知識のレベルアップが出来るように、勉強会も行っています。心不全チームメンバーには、心臓リハビリテーションに参加しているスタッフもいます。心臓リハビリテーションに外来通院している患者さんもいるため、入院中から外来通院中も関わることができます。

 

近年、コロナ禍で開催できていませんでしたが、「心臓病教室」も再開したいと考えています。過去の開催では、医師の話や必要な健康管理方法をどのように日常生活に取り入れたら良いかなどのテーマがありました。地域の皆様と一緒に学べる教室となっています。